長崎のコンサル

長期保存によって在庫の管理なども容易になります

水産業・畜産業といったシーンにおいて、特に液体急速凍結の技術を活用していただけることかと考えています。従来の凍結技術と違い、解凍時のドリップがほとんどなく、また生鮮の状態をほぼ保ったままで長期保存ができるのが大きな特徴です。

これにより遠方への出荷をあきらめていた地元企業様やこれまで「凍結保存ではおいしい食材を提供できない」と思われていた方にも販路を広げていただくチャンスができ、また端境期や供給過多のタイミングなどにおける在庫のコントロールが容易になります。

凍結テストの可能なテストキッチンを開設しています

「本当に短時間で凍結ができるのか」「解凍時のドリップは出ないのか」「品質が極端に落ちたりしないのか」とご心配される方も多くいらっしゃるかと思われます。そんな方のために、実際に株式会社テクニカン様が開発された液体式急速凍結機「凍眠」の性能をご覧いただけるテストキッチンを開設しています。

ご契約の前にお客様の会社で取り扱っている鮮魚や精肉・お惣菜や果物といった商品をご持参いただき、食品の凍結を試していただいています。もちろん性能にご納得いただけない場合はご契約を見送っていただいてもかまいません。「凍眠」にて一度凍らせた商品は通常の空冷式凍結の機器でも長期保存可能となっており、また解凍の際も特別な機械を使用することなく常温・低温・加熱・流水などといった方法で問題ありません。凍結した食材をお持ち帰りいただき、保存や解凍における品質の変化などもご体験いただけます。

畜産業において大きな成果を上げることができます

食肉の卸業界や加工企業様において急速凍結を様々なシーンでご活用いただくことができます。例えば食肉の卸企業様ですと季節やタイミングなどにより売れる部位が偏ってしまい、あまった部位の取り扱いにお困りのところも多いのではないでしょうか。あまった部位を品質を落とすことなく急速凍結しておけば、時期をずらしながら価格の高い時期を見計らって市場へと投入していくことができます。

もちろん九州より北部など遠方への出荷も高品質を維持したまま可能です。鶏肉などの解凍したらドリップが出やすい商品であっても鮮度を保ち保存しておくことができますので、更なる販路の拡大が望めます。またハムやソーセージなどの食肉加工企業様においては、スライス前のテンパリング作業の時点で導入いただくことにより緩慢凍結でのテンパリング時よりも歩留まりの改善が見込めます。また凍結時間の短縮により作業効率を改善することができます。

高品質な凍結により水産業での商品出荷などをサポート

魚の卸は鮮魚・活魚に注目されがちですが、「凍眠」による急速凍結を行うことで鮮魚の品質を保ったまま解凍することができます。漁期の限られている魚などを鮮魚の段階でそのままパックし液体急速凍結を行うことによって、販売時期をずらす・地元以外の遠方の地域で売り出すといったことが可能になります。もちろん通常の空冷凍結機器における長期保存も可能ですので、海外向けの商材を企画することも可能となります。

市場内や仲買様にもご活用いただくことができ、旬の時期のものを凍結保存することでエンドユーザー様へオールシーズン価格を安定し供給することができます。それにより他社よりも商談を有利に進めることができるなどのメリットがございます。加工業界におきましてはお刺身などの商材で多く活用いただいています。品質的に通常の凍結技術では難しい青魚などの刺身も鮮度の高い状態を維持しますので、寄生虫の問題もクリアできます。